レンタルサーバーの料金ってなんで違うの?初心者でも失敗しない選び方

レンタルサーバーの料金ってなんで違うの?初心者でも失敗しない選び方

「レンタルサーバーって色々あって結局どれがいいか分からない・・・。金額が違うけど具体的に何が違うの?」「めんどくさいから、取り敢えず一番安いのにしとこう!」
サーバー契約を検討の方、ちょっと待ってください!適当にサーバーを決めると無駄なコストや時間をかけることになるかもしれません。
この記事では、値段が安いサーバーと高いサーバーの、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
運用するホームページの目的により、おすすめのサーバーは結構違いますので、しっかりと理解して決めましょう!

レンタルサーバー毎の値段の違う理由

まず、各サーバー会社で値段が違う理由ですが、大きく分けると次のような理由があります。

  • 1サーバーあたりの共有人数(使用ユーザー)の違い
  • 1人に割り当てれるサーバーの容量と転送量の違い
  • サービスの種類・質
  • サポート体制

サーバーは賃貸に例えると分かりやすいので、順番に説明していきます!

1サーバーあたりの共有人数(使用ユーザー)の違い

サーバー会社(マンション)は複数のサーバー(部屋)をもっており、それぞれのサーバー(部屋)をユーザーにレンタルで貸出しています。
例えば、10畳の部屋が月10万でレンタルされていて
10人で住むと、1人1万円
50人で住むと、1人2,000円
と、その部屋(サーバー)を借りている人の数で値段は変わってきます。
人数が少ないと広々と使えますが家賃が高く、人数が多いと家賃は安いですが窮屈で色々とトラブルが起こりやすくなります。

1人に割り当てれるサーバーの容量と転送量の違い

1部屋の間取り(サーバー容量)も各サーバー会社やプランによって違います。
同じサーバー会社でも、200、300、400GBなど異なる容量のプランを用意しており、容量が多いほどもちろん値段も高くなります。
小規模のサイトは容量はそれほど必要ありませんし(逆に多いと持て余して無駄になる)、アクセスが瞬間的に集中するような大規模サイトは容量や転送量が少ないと一時的にサーバーダウンしてしまうなどの不具合が起こります。

サービスの種類・質

無料独自SSL、マルチドメイン数、サブドメイン数、サーバーのCPUなど、各サーバー会社によってサービスの内容はもちろん違います。
しかし、小規模のサイトを公開するためだけにサーバーを借りるならこういった機能はそこまで気にする必要はありません!
サービス機能が充実していようがいまいが、そもそもその機能を使う機会はほとんどないので(笑

サポート体制

サーバー会社によって、電話サポートをしてくれるところもあれば、電話はなくメールでしかサポートしてくれないところもあります。
これは分かりやすく人件費の差ですね。

安いサーバーと高いサーバーのメリット・デメリット

具体的に、安いサーバーと高いサーバーのそれぞれの違いを比較して説明します。

安いサーバー

メリット

月額のコストがおさえられる

デメリット

  • 管理画面が分かりづらいことが多い
  • 何か分からないことがあったときのサポートも、電話では受付できず、メールのみのところが多い(やりとりに時間がかかる)
  • 同じサーバーを借りている人が多くなるので、結果1人が使える容量は少なくなります。容量の多いデータを扱うときや、アクセスが集中したときなど、ホームページの表示速度が遅くなったり、表示されなかったりします(ユーザーの機会損失)
  • 同じサーバーを借りているほかの人が、容量の大きいプログラムをいれたり、アクセスが集中するようなホームページを作っていた場合、表示速度が遅くなるのはその人だけでなく、同じサーバーを使っている全員に影響があります。(安いサーバーなので悪い言い方ですが、高いサーバーと比べると敷居が低く迷惑をかける住人が集まりやすい)
    ※一般的な企業やお店のホームページの場合、独自のプログラムや動画ファイルをばんばん入れない限り、そこまで容量はかかりませんし、アクセスが集中してサーバーダウンすることはほぼありません。
    ※安いサーバーに不向きなのは、瞬間的にアクセスが集中するようなサイトです。(例えば、CMや広告でサイトを紹介するなど)

高いサーバー

メリット

  • サポートがしっかりしている(あまりサーバーに詳しくない場合、分からないことがあればすぐ聞けるのでこちらのほうが安心です)
  • 安いサーバーにはない、機能が使える(これはサーバー会社によって特徴があります。しかし使う予定のない機能が充実していても、持て余すことが多い)
  • 同じサーバーを借りる人が、安いサーバーと比べて少なくなるので、通信速度など安定しやすい

デメリット

使える容量は多くなりますが、普通のホームページを作るのであれば、300,400GBとそこまで容量は必要ありません。(必要のない容量や機能が充実していても無駄コストに)

オススメのレンタルサーバー2社

過去10社ほどレンタルサーバーを使ってみましたが、状況によって使い分けたいおすすめサーバーはこちら!

エックスサーバー

サポートや、安定性重視ならこちら。
月額1,000円、200GBでサポートがしっかりしており、電話対応も可能ですのでサーバーに詳しくない方など安心です。
サーバーのCPUも他のサーバーより高機能で処理速度も早いのがポイントです。
マルチドメインが無制限に作れる機能付き(1つのサーバーにドメインを無制限に入れれるので、今後新しくサイトを作りたいなどなったときに、運用が楽になります)

エックスサーバー公式サイト

さくらサーバー

月額515円、100GB 安さ重視ならこちら。ただ、安いサーバーなので上記の様なデメリットがごくまれに発生する場合もあります。普通のサイトなら容量は100GBでも十分運用していけます。
マルチドメインは50個まで(50個もサイトを作ることはないと思いますので、これでも十分です)

さくらサーバー公式サイト