SEOにおけるコンテンツの質とは?愛や熱も具体的に分析
WEBサイトにおける質、というのはSEOを考える上で重要になりますよね。
色々なSEOサイトを見ていると『愛を持ったコンテンツ』『熱を入れて書け』など抽象的なアドバイスばかりで困るライターも多いはず。
特に出版からWEBに流れてきたときに結構困るのはここなので、まとめてみます。
WEBサイトにおけるコンテンツの質とは
前置きとして、あくまで現段階で分かっている範囲の物。という事を注釈させていただきます。
WEBサイトにおけるコンテンツの質は、基本的に『グーグルにおけるアルゴリズムによって判断されるもの』というのが前提のためです。
特にSEOという検索エンジン対策を行っている場合は、この点が重要になります。
稀にSNS集客が中心になっているサイトの場合は、質のとらえ方が変わりますが、今回は割愛しておきます。
コンテンツの質における超大前提
SEOに関するサイトを見て回っていると『コンテンツの質が~』と書いてありますが、この内容として考えられる要素を分解してみると以下の3つ。
- オリジナルコンテンツ
- 検索ワードに適切なコンテンツ
- ユーザーに利益のあるコンテンツ
まず、一番強いのはオリジナルコンテンツだと考えられます。オリジナルコンテンツは、他の二つも兼ねている事が多いのも理由ですね。
特に大きいのは、他のサイトのパクリではない事が証明できるため。
ちゃんと取材をしたり、細かい配慮を配ったサイトに関しては、グーグルは正当な評価を下してくれることが多いです。
このページなどが代表的な自身の例ですが、運営していて特に、書籍やWEBだけではなく、実際に飼っている人んい話を聞くなどして内容を充実させていくことによって、上位の表示が多くある現状があるためです。
他にも、多少ありふれた話題だしても、検索ワードに対して適切な内容のコンテンツを作る事は、ユーザーに対して利益が出てくるため、これも評価としては大きな要因になります。
2017年になってすぐに起きた『キュレーションサイト撲滅』と世間で言われているグーグルのアルゴリズム変更に対しても、この点を気を付けていれば気にする必要はありませんね。
ありふれたキーワードで記事を書く場合
ありふれたキーワードで記事を書く場合の注意点として、やはり言われるのは『愛』や『熱』ですね。
この点に関しては後ほどまとめていきます。
ありふれたキーワードで記事を書く場合の質に関しては、どれだけ上記の3つの質を求められるか、の他にも『他のアルゴリズム』にも注意が必要です。
一般的に言われているのは『リンク』が大きな質の評価基準の一つ。
グーグルの判断する『ユーザー体験が高い物』に関しては『SNSや自身のサイトで紹介される』と言う基準があるためだと思われますが、他のサイトからのリンクが大きな基準になっている事が多いのです。
ありふれたキーワードで記事を書く場合は、シェアされやすい記事を作るのも一つの質を高める手段だと考えれます。
また、あらたな情報が出た場合は常に更新し続けるなど、基本的なSEOにおける施策も必要になってきますね。
コンテンツにおける愛や熱とは?
さて、第2の本題です。
色々なサイトで愛だの熱だの言われていて『言ってることは分かるが理解出来ん』といった内容があったりしますね。
これに対してちょっと分解して考えてみようと思います。
コンテンツにおける『愛』を分析
愛について分析と言えば、なかなか酷い事をしている気分になりますが仕方ありません。
まず、コンテンツにおける愛として考えられる要素は以下の通り。
- オリジナル要素、独創性
- コンテンツの更新頻度
- 見やすさ、使いやすさ
- 文法、文章などの丁寧さ
これがいわゆる愛の一つの見解です。なんて身もふたもない
コンテンツの更新頻度が高ければ、愛着がある記事だろう。と判断できるため愛に入れてあります。
コンテンツを作るうえで、作って放置する記事も伸びない事はありませんが、やはりちゃんと責任を持った記事を書く、という点に於いて更新頻度は大きな基準の一つではないでしょうか。
愛のないコンテンツはキュレーションメディア
すべてを否定するわけではありませんが、キュレーションメディアの多くは愛のないコンテンツを提供し続けています。
特に『安い単価で発注した記事』を出し続けて問題になった『DeNAのWELQ』もその一つですね。
あの炎上皮切りに、徐々にこういった『キュレーションメディア』と俗に言われる、パクリサイトは消えていくと考えられます。
正直な所、こういったパクリサイトが一時期グーグルを攻略していたのですが、今後同じ戦法は通じなくなるので、愛のないコンテンツは消えていくと思います。
コンテンツにおける『熱』を分析
次に、コンテンツにおける『熱』を分解してみましょう。
- オリジナル要素
- コンテンツの更新頻度
- 記事の長さ
- そのコンテンツにおける理解度の深さ
上記の2つに関しては、愛と重なるテーマになると考えられます。
理解度を深めている、というのはやはり焦点にしておきたいところです。
専門性が高い記事に関しては、読者にとっても利益が大きいので、かなり重要です。
ついでに、記事の長さが長い方が『熱がある』というのは、なーんとなく理解できますよね(遠い目をしながら)
一概に熱があるコンテンツが良いと言われない
さて、遠い目をしながら書いた長い記事に関してですが、筆者は熱としての重要度は低いと考えています。
SEOの為に長くするのであれば、好きにしてもらえればいいのですが、そうじゃない場合は適度な量というものがあるため、必要に応じて記事を分けたりしましょう。
ライターをしている人は覚えておかなければいけないこととして『読者はすべてを読むわけではない』という事です。
私たちライター職の人間にとって、読まれないのは屈辱だと感じる人もいますが、ネットとはそういった世界だという事を理解した上で踏み入れてもらった方が良いです。
読まれない可能性がある、という事は、なぜ読まれないのかを考える必要があります。
特に『長くて読むのがしんどい』と思われるのが熱のある文章だったりするので、ちょっと考えて作った方がいいですね。
愛と熱は両方もって作るべきなのがWEBコンテンツ
さて、分析を終えたところで、考えられるWEBコンテンツについての書き方を書いてしまいましょう。
愛と熱の両方を持つべき、という理由についてですが、やはり『読者への利益』が大きなところ。
熱が入り過ぎて、読者が引いてしまうような記事ではいけませんし、自分の愛がこもっているだけで、コンテンツへの理解度が浅い記事でもよくありません。
どちらもバランス良く作る、というのがWEBコンテンツでは重要だと思いましょう。
と、基本的な事を言いましたが、WEBに限らず、ライター職であればこの基本は分かっている人が多いので、プラスαも書いておきます。
WEBにおける文法と書籍、印刷物における文章の違い
WEBにおける文法は、タグと言われるデジタルコンテンツ独自の文法が入ってきます。
この点は忘れないようにしてください。
特にhタグと言われるタグは多様されます。見出しタグですね。
これは適切に使いましょう。
また、デザインが気に入らないからと言って、strongタグなどをhタグの中に多様するのはNGです。
デザインに関しては、CSSなどのデザイン担当者に相談するか、自身で運営している場合は新たに勉強が必要になります。
最低限新たな業界に踏み入れるのであれば、知識を持ったうえで記事制作に取り掛かるようにした方が、困ることがすくないので『HTMLタグ』と『CSS』『PHP』の違いは最低限理解しておくと良いでしょう。
結構長くなってしまいましたが、これからWEBに係る人や、WEBで困っている人も多いと思うので、ここまで読んでくれた人を筆者は応援しています。