THOMSON WHISKYを飲んでみた!人生最後かもしれない味

THOMSON WHISKYを飲んでみた!人生最後かもしれない味

THOMSON WHISKY(トムソンウィスキー)の味

口にする前、開けたときからマヌカチップのピーティな香りが広がる類を見ないウィスキー。
ピーティな香りと言われる事もあるが、ピートだけではないのでマヌキィな香り(造語)だという方がいいかもしれない。

いざ飲んでみると、口の中の温度で、一気に強烈な香りが口いっぱいに広がり、すぐに鼻へと抜ける。
舌触りはまろやかで、さわやかな味わい。
味自体は苦味と旨みが交わったようなファーストタッチのあと、甘さと香りが引き立つような特殊な味。
しかし、後を引く香りが舌を刺すような独特な体験をさせてくれる。

THOMSON WHISKYの独特な香り

上記でマヌカチップが使われいる世界でも数少ないウイスキーであることは書いたが、他にも独特な香り、味わいが楽しめるのには理由がある。
ピート(泥炭)によって香りづけをされているウィスキーは多く存在するが、マヌカチップを使って香りづけされているウィスキーは少ない。
スモークは、スイートバニラな香りが残る。

また、日本では少ない『ヨウ素』もフレーバーとして使われていて、独特な雰囲気になる。
調べた限りでは、日本ではヨウ素と言われると、化学薬品のイメージが強く敬遠されがちだが、海外ではこの独特な味わいと香りを出せるものが他にないため、よく使われているようだ。

THOMSON WHISKYとは?

THOMSON WHISKYとは?
100%ニュージーランド産の麦を使用している。
ニュージーランド南島の泥炭(ピート)と、マヌカチップと言われるニュージーランドで人気のマヌカハニーの木のチップを使って、香りづけされている。
蒸留器は、銅で作られたポットで、蒸留されているので、木や鉄、ガラスとは違った雰囲気味わいになっているのだろう。

1997年にウィローバンク蒸留所が閉鎖したため、現在販売されている物は、ウィローバンク蒸留所が残した原酒を使っているため、この香りや味はもう飲むことが出来ない可能性があります。

ですが、2014年からオークランドにて小さなポットスチルを使った蒸留がスタートしたので、原酒が無くなってからも再現された味が楽しめるかもしれません。
製造元や製造方法が変わってしまっているので、味に関しては多少の差異が生じると考えられます。
そのため、旧THOMSON WHISKYを楽しみたい人は、早めに味わっておく必要があるでしょう。